この季節の私の楽しみ一つに蛍がある。実際は捕まえることはしないのだから、“蛍狩り”ではないかもしれない。でも“蛍鑑賞”っていうのも、すっきりしないしね。
いつも行く山のホテルで、今週“ほたるまつり”が行なわれる。何をするのか問い合わせると、地元の人が蛍の多くいるところに連れて行って下さるのだそう。
昨年はこの“ほたるまつり”には参加しはしなかったが、このホテルまでの山道の途中の河辺で蛍がいるのを知って、何度も見に行ったものだ。本当にとても多くの蛍がいる。生まれてこの方、あれほど多くの蛍を見たことはなかったほど。感動ものであったので、今年もこの季節を楽しみにしていた。暗い中に、蛍の灯りがゆらゆらと漂うさまは、幻想的であり、嫌なことやしんどいことさえも忘れさせてくれる瞬間となる。
先週このチラシを見つけて、夜に行ってみた。(実は昨夜も)確かにいるにはいたが、昨年観たほどではなかった。
東京に居た頃に、住んでいたところの近くの公園に蛍を連れてきて、蚊帳のような物の中に蛍を放流するというイベントがあった(1990年ごろ)。長蛇の列で、待ち時間が1時間以上だったので、私は観るのを断念したが、行った人の話では、後ろはつかえているし、見えた蛍の数はほんの数匹だったそうだ。それが都会の現実。少しは川がきれいになってきてはいるようだから、その頃よりは少しは見れるようにはなったかもしれないけどね。
蛍については、4年前にとても驚いたことがあった。京都教会のO牧師のところに遊びに行ったときのこと。確かあれも6月頃だったと記憶している。今から蛍を観に行くというので、車で北山の方にでも出かけるのかと思ったら、教会の前の鴨川沿いに居るというのだ。私も京都で生まれた人間なので、正直信じられなかったのだが、それが何と、市内のそれも、丸太町や今出川といったほぼ中心部の鴨川沿いに居るのだ。それほど多いとはいえないのだが、本当の話である。蛍が戻ってこれるほどに川がきれいになったのか、それとも人工的に放流しているのかは知らない。
高知の蛍は自然の、天然ものだ。高知は本当に自然が豊かで、すごい場所だと思う。是非、蛍狩りを楽しみたい方、私にご一報を、お連れしますよ。
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