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2013年10月

やなせたかし

『アンパンマン』の作者で、香美市出身(生まれは東京都)の漫画家やなせたかしさんが、今月13日に召天された。ご本人は死期を悟られていたようで、今年の6月には「来 年までに俺は死ぬんだよね。朝起きるたびに少しずつ体が衰弱しているのが分かるんだよね」と語っておられた。2011年頃に膀胱がんが判明し、肝臓にも転移し、尿道結石など数々の病に侵されながらも創作意欲は衰えず、94歳の現役として活躍されていた。

『アンパンマン』は、公開当初は、そのテーマの難しさや顔を食べさせるという設定が大人たちには不評で、子どもたちには受けないと酷評されたそうだが、子どもたちの間からは評価され、国民的アニメとなり、知らない人はないほどの作品となった。

キリスト者であったやなせさんは、「本当の正義はミサイルを発射することでなく、飢えた人に食べ物を与えること」と発言され、また別な機会には「正しいことをする場合、必ず報いられるかというと、そんなことはなくて、逆に傷ついてしまうこともある」とも語られていた。アンパンマンの姿の“闘い”方からは、イエス・キリストの十字 架が見えてくる。

実の弟さんを戦争で亡くされ、自らも出征中に、食料が無く空腹の苦しさを体験されたことから「正義の味方だったら、まず食べさせて飢えを助けること」との考えに行きつき、「世界最弱のヒーロー」(本人談)が生み出された。

最初の絵本『あんぱんまん』のあとがきには「空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。かつそれでありながら、たとえどんな敵が相手でも戦いも放棄しない。」とある。キリストを信じる者の生き方が表われている。

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『バイカル湖』

 モンゴル国境に近い中央シベリアのタイガに広がるバイカル湖は、いろんな意味で興味深い湖です。面積は世界7番 目ですが、最大水深が1741mと世界で最も深いことから、その貯水量は23,000立法㍍で、世界中の淡水の約20%を有す ると言われています。

 また約3,000万年前に海から孤立し、その後長い期間をかけて徐々に淡水化していった世界最古の湖の一つでもあり、生態系の面においてもガラパゴス諸島と並ぶ“生物進化の博物館”“生態学の 宝庫”とも称されています。そのた めもあってか、聖なる場所と捉えられ、古代から礼拝地と されてきました。

 バイカル湖が人々を魅了する最大の特徴は、40㍍を超え る世界最高の透明度でしょう。ここは、流 れ込む河川は33 6本ありますが、ここから流れ出る川はアンガラ川一本で す。流入と流出の差が大きいバイカル湖ですが、水晶のような純度を保つことの出来る最大の要因は、小さな生物の存 在にあるというのです。

 その一つが、カイアシ類の小エビのバイカルエピシュー ラです。肉眼では確認できない程の体長約 1㍉のこのエピシューラは、極小の藻類を食して、バクテリアをろ過する特性を持っています。そのも のバイカル湖の純度を保つ自 然のフィルターの働きをしているのです。そのようなごく 小さな生命体であるエピシューラが、膨大な貯水量の湖の透明度を維持させているのは、とても示唆的に思えます。

 私たちの心の中にも、様々なものが流れ込んできます。偽りや悪に流されてしまうこともあります。そしてそれを浄 化させる力を、私たちは持ち合わせていません。それをして下さるのは、ただイエスさまだけです。

 イエスさまの「からし種一粒の信仰があれば」(マタイ17:20)との言葉が思い起こされます。 体長1㍉のエピ シューラがバイカル湖の純度を保つように、イエスさまへのからし種一粒の信仰が、私たちを日々新たにしてくれるのではないでしょうか。

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